高校2年の桃田8強入り 世界ジュニア3位の期待の星

[ 2011年12月9日 06:00 ]

男子シングルス2回戦でスマッシュを放つ桃田賢斗

 バドミントンの全日本総合選手権第3日は8日、東京・代々木第2体育館で2回戦を行い、男子シングルスで福島・富岡高2年の桃田賢斗が、田児賢一(NTT東日本)以来4年ぶりに高校生で8強入りした。9日の準々決勝で田児と対戦する。混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組(日本ユニシス)は今大会初戦を突破。女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組、藤井瑞希・垣岩令佳組(ともにルネサス)も順当に勝ち上がった。

 ファイナルまでもつれ込む接戦だったが、桃田は「田児先輩が高2で8強入りしたので、自分も最低8強と思っていた。達成して満足」と話した。11月の世界ジュニア3位の期待の星。母校のある福島・富岡町は福島第2原発から20キロ圏内の避難区域で、現在は猪苗代高で授業を受け、練習をする。厳しい環境の中、避難生活中にお世話になった田児を目標にやってきた。練習では1ゲームも取ったことがないが「重圧はないんで、楽しみたい」と話した。

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2011年12月9日のニュース