内柴容疑者への熊本県民栄誉賞取り消し

[ 2011年12月8日 16:22 ]

送検のため警視庁原宿署を出る内柴正人容疑者を乗せた車両

 熊本県は8日、警視庁に準強姦容疑で逮捕、送検された内柴正人容疑者(33)に授与した二つの県民栄誉賞を取り消した。蒲島郁夫知事は記者会見し「栄誉を著しく失墜させ、県民の誇りとなる県民栄誉賞の受賞者としてふさわしくないと判断した」と理由を述べた。

 県民栄誉賞に取り消し規定はなかったが、表彰要項に規定を設けた。

 熊本県は、2004年のアテネ五輪で金メダルを取った内柴容疑者に県民栄誉賞を授与。08年に北京五輪で連覇を果たしたことから、県民栄誉賞の「特別賞」を急きょ新設し、内柴容疑者に贈っていた。

 内柴容疑者は九州看護福祉大(同県玉名市)で女子柔道部のコーチを務めていたが、部員に飲酒させセクハラ行為をしたとして、11月29日付で懲戒解雇処分となった。

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2011年12月8日のニュース