日本 ドイツを3-0で圧倒!通算2勝1敗に

[ 2011年8月8日 06:00 ]

ドイツ戦でスパイクを放つ迫田(FIVB提供・共同)

 バレーボール女子のワールドグランプリ釜山大会最終日は7日、韓国の釜山で1次リーグを行い、日本はドイツに3―0で完勝し、通算2勝1敗とした。ブラジルは韓国を3―0で下し、3連勝。日本は効果的なサーブで相手の守備を崩し、高さのある攻撃を許さなかった。第1セットは終盤に迫田(東レ)のスパイクなどで逆転し、25―22で奪った。第2、第3セットもエース木村(東レ)らの攻撃で先手を奪い、押し切った。日本は12~14日は愛知県小牧市スポーツ公園総合体育館、19~21日は東京・有明コロシアムで1次リーグを戦う。

 高さで劣る日本が重点的に強化してきた緩いサーブが効果的に決まり、実力国のドイツに完勝。真鍋監督は「相手よりもサーブで上回らないと勝てない。目指しているものが、ある程度はできた」と顔をほころばせた。

 忠実にドイツの弱点を突いた。レシーブが苦手な大型選手の前後や選手の間を、正確なサーブで狙って崩し、相手の高さのある攻撃を封じた。第1セット終盤には山口から、第2セット中盤にも竹下からのサーブで連続得点を奪った。「1人1人が意識的に(サーブを)打っていったのが良かった」と竹下。サーブで主導権を握ったことでブロックも決まり、レシーブも拾える好循環が攻撃のリズムを生んだ。

 五輪切符を懸けた11月のW杯を見据えると、攻撃の連係面で課題もある。12日からの小牧大会ではセルビア、米国、ドミニカ共和国といった強国と対戦する。真鍋監督は「ここからが勝負」と気を引き締めた。

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2011年8月8日のニュース