遼 目の前で見た「勝者のゴルフ」 痛感した「技術、精神力の差」

[ 2011年8月8日 09:18 ]

最終ラウンド、15番でパーパットを外し、しゃがみ込む石川遼。通算12アンダーで4位に入った
Photo By スポニチ

世界ゴルフ選手権シリーズブリヂストン招待最終日

(8月7日 米オハイオ州アクロン・ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 石川は2、3番でバーディーを奪って一時トップに並んだが、その後はスコアを伸ばせず。米国で初めて臨んだ最終日最終組のラウンドを「面白かった。でも楽しめたという言い方は嫌。負けたことは悔しい」と振り返った。

 通算8勝目を挙げたスコットと、後半に「技術、精神力の差」が出た。15番、石川は12メートルのバーディーパットで勝負に出たが、「リスクを負った」一打はカップの右をかすめて2メートルほどもオーバー。スコットが3メートルのパーパットをきっちりと決めた直後、石川のパーパットが外れて差は4打に広がった。「スコット選手はすきがなかった。勝てる選手のゴルフだった」と勝者を称えた。

 それでも米ツアー自己最高の4位と成長を見せた石川。次戦の全米プロ選手権の結果次第では、来季の米ツアーの出場資格も手に入る。大きな手応えを得て「もっと優勝争いの経験を積んで、勝てる選手になりたい」と力強く誓った。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2011年8月8日のニュース