男子は沖学園、女子は埼玉栄がともに逆転V

[ 2011年8月6日 06:00 ]

高校男子団体優勝の沖学園メンバー(左から)時松、坂牧、朴、三重野

 スポニチ主催文部科学大臣旗争奪平成23年度全国高等学校ゴルフ選手権大会第32回団体の部・全国中学校ゴルフ選手権大会(第19回男子・第4回女子)団体の部最終日は5日、三重県津市の高校=白山ヴィレッジゴルフコース(男子6896ヤード、パー71、女子6425ヤード、パー72)中学=三重白山ゴルフコース(男子6730ヤード、女子6155ヤード、いずれもパー72)で行われ、高校男子は沖学園(福岡)が6打差を逆転して、通算428で2年ぶり4度目の栄冠に輝いた。同女子は8打差4位から出た埼玉栄(埼玉)が通算429で逆転。22年ぶり2度目の優勝を飾った。中学は沖学園のアベック優勝で、男子が3年ぶり10度目、女子が4連覇を果たした。

 <高校男子 沖学園6打差逆転>沖学園が逆転優勝を飾った。首位の水城とは想定内の6打差にとどまっていたことで初日終了後に緊急ミーティング。田中監督の「行けるぞ!」というゲキに、韓国人留学生の朴正煥が68を出すなどして応えた。来日2年目で今年初めてメンバー入りした朴正煥は「団体戦は面白い。パットが良く入ってくれた」とゴルフとともに勉強中の日本語で喜んだ。

 <高校女子 埼玉栄8打差逆転>埼玉栄の優勝に大きく貢献したのが1年生の保坂だ。左手首を痛めながらも、スタート前に「絶対60台を出して貢献する」と宣言した通り68をマーク。根性で好スコアを出した1年生に上級生も続いて8打差を逆転した。連日アンダーパーの渡辺は1年時から団体メンバー。「いつも団体がダメで足を引っ張っていた」と3度目の正直にうれし涙が止まらなかった。

 <中学女子 沖学園圧勝!2位に30打差!>沖学園が2位に30打差つける圧倒的な強さを見せつけて4連覇を達成した。初日に続き、最終日もキャプテンの篠原がチームをけん引。3番からの4連続バーディーなどで前半を31で折り返し、68のスコアをマークし「納得いきました。完璧にいきました」と笑顔をはじけさせた。アベックVに大川監督は「お参りした伊勢神宮(の御利益)が効きました」と感激していた。

 <中学男子 女子とアベックV>2位に1打差でスタートした沖学園は、キャプテン阿佐の踏ん張りが利いて逃げ切り優勝。女子とのアベックVの期待がかかる中、初日の81から75と巻き返した阿佐は「本当にうれしい。優勝できてホッとしました」と笑顔。大川監督は「(キャプテンは)緊張するから打順を真ん中に組み替えた。最高です」と作戦通りの優勝に興奮気味だった。

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