遼&薗田組 1打差惜敗…昨年のリベンジならず

[ 2011年7月2日 06:00 ]

18番、薗田(手前)のミスショットをカバーし肩を抱かれる石川遼

男子ゴルフ日韓対抗戦ミリオンヤード・カップ第1日

(7月1日 韓国・金海市 正山CC=7159ヤード、パー72)
 石川遼(19=パナソニック)は薗田峻輔(21=フリー)とのペアで、ベサンムン&姜庚男とフォアサム形式で対戦した。昨年の大会で黒星を喫した相手とのリベンジマッチだったが、惜しくも1打差で返り討ちにあった。Y・E・ヤン&金庚泰という韓国最強コンビとの激突となる2日目に悔しさをぶつける。石川組は敗れたが、初日は3勝2敗で日本が1点リードした。

 負けたこともそうだが、自分たちのプレーそのものに納得がいかなかった。石川は「他の組と比べてもレベルの高い試合じゃなかった。ミスの少ない方が勝つような試合になってしまった」とわずか3バーディーに終わった1日を反省した。

 1つのボールを互いに打っていくフォアサム方式。薗田と2人でいいショットが続かず、数少ないチャンスもなかなか決められなかった。16番では2メートルのパーパットを外して「God!」と大きな叫び声を上げ、17番では4メートルのバーディーパットを沈めて派手なガッツポーズ。1打差で迎えた最終18番の2打目も「Bite!(止まれ)」という絶叫とともに2・5メートルのチャンスにつけた。終盤は気迫を前面に押し出してプレーしたが、あと一歩及ばなかった。

 それでも気落ちしている暇はない。2日目は相手の大将格といえるY・E・ヤン&金庚泰との対戦が決まった。青木功主将は「若い人が日本を背負う時代がくる。そのための経験、きっかけになればいい」と期待を込め、石川も「気持ちを入れ替えろ、というメッセージだと受け取ります」とチームに貢献する白星を誓った。

 ▽試合方式 第1日は2人で1つのボールを交互に打つフォアサム、第2日は各ホールごとに2人のスコアの良い方を採用するフォアボール、最終日はシングルス。いずれも18ホールのストロークプレーで勝敗を決する。勝ちは1点、引き分けは0・5点で3日間のポイントを合計する。

 ▼薗田峻輔 前半は僕のミスから流れが悪くなった。最後を決めれば引き分けだったので悔しいですね。(18番で2・5メートルのバーディーパットを決められず)

続きを表示

2011年7月2日のニュース