クルム伊達は福島へ「元気な東北に戻れる日が必ずくる」

[ 2011年7月2日 17:33 ]

福島県のジュニア選手らと記念写真に納まるクルム伊達公子(中央)=

 女子テニスのクルム伊達公子(40)=エステティックTBC=が2日、東日本大震災で被災した福島県のジュニア選手を激励するため、同県柳津町を訪れ「元気な東北に戻れる日は必ずくると信じている。時間はかかると思うが、この震災を乗り越えてほしい」などと呼びかけた。

 3月の全国高校選抜大会では日大東北高と福島東高の2校が震災の影響で出場を辞退。クルム伊達は、この日始まった山口国体少年の部の県予選会場を訪問し、両校の選手らと一緒にラリーを楽しむなど交流した。

 ウィンブルドン選手権を終え、1日に帰国したばかりのクルム伊達の訪問に、選手たちは感激した様子。日大東北高の2年生女子部員、浜村圭希さんは「放射線の影響で屋外での練習は限られているが、伊達さんの言葉を胸に練習に励みたい」と話した。

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2011年7月2日のニュース