半年ぶりの本場所興行 番付表求めるファンの列も 

[ 2011年6月27日 11:31 ]

名古屋場所の番付表を持ち帰る各部屋の力士たち

 八百長問題の影響で、1月の初場所以来、半年ぶりの本場所興行で、7月10日に初日を迎える大相撲名古屋場所の番付が27日、発表された。

 会場となる名古屋市の愛知県体育館では、早朝から浴衣姿の各部屋の若手力士が番付表の束を運び出した。

 名古屋場所は昨年、野球賭博問題に揺れて10人の関取が謹慎し、NHKの生中継などもなかったため、名古屋では実質的に約2年ぶりの通常開催となる。

 午前10時の一般に向けた番付表の販売前には、窓口に15人ほどの熱心なファンが並んだ。1枚50円の番付表を10枚買い求めた愛知県北名古屋市の会社員、茶納三喜男さん(61)は「若い人が汗を流して、頑張っている姿を見たい」と開催を心待ちにしている様子。

 しこ名が書かれたのぼりはまだ設置されていないが、体育館にはこの日から、土俵の土や升席の資材などが運び込まれ、着々と準備が進んでいる。

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2011年6月27日のニュース