白鵬 史上初8連覇に挑む 平成生まれ初の幕内も

[ 2011年6月27日 11:45 ]

 7月10日に愛知県体育館で初日を迎える大相撲名古屋場所の新番付が27日に発表され、八百長問題の影響により半年ぶりとなる通常の本場所興行で、一人横綱の白鵬が朝青龍を超えて単独最多となる8連覇に挑む。21歳の高安が平成生まれで初の新入幕となった。

 大関陣では、千代大海に並んで史上1位の在位65場所となる魁皇が、千代の富士の持つ通算1045勝の歴代最多記録にあと1勝。琴欧洲は3度目のかど番で臨む。

 琴奨菊と稀勢の里は、ともに3場所連続の関脇。2場所連続2桁勝利の琴奨菊は大関昇進を懸ける。先場所小結で12勝した鶴竜が3場所ぶりに関脇に上がった。大関からの降下者を含まずに関脇が3人になったのは2003年春場所以来。豪栄道は9場所ぶり、栃ノ心は3場所ぶりにそれぞれ小結へ返り咲いた。

 5月の技量審査場所の成績で編成された今回の番付は、関取が幕内と十両で東西1枚ずつ、計4人削減された。八百長問題による大量処分もあり、新入幕は08年名古屋場所以来となる4人と多め。高安のほか大道、宝富士、富士東が昇進した。磋牙司は7場所ぶりに幕内へ復帰した。

 十両昇進13人のうち、新十両は51年初場所以来の7人。東洋大出身の華王錦が学生相撲出身者として最も遅い所要60場所、最年長の32歳で新十両。浜錦は38場所の最長ブランクを経て十両へ返り咲いた。

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