クルム伊達 ウィンブルドン複20年ぶり勝利

[ 2011年6月27日 06:00 ]

女子ダブルスで2回戦進出を決め、笑顔のクルム伊達(右)、張組

ウィンブルドン選手権第6日

(6月25日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 女子ダブルス1回戦でクルム伊達公子(40=エステティックTBC)張帥(22=中国)組がフラビア・ペンネッタ(29)フランチェスカ・スキアボーネ(31=ともにイタリア)組に6―3、2―6、6―4で競り勝ち、2回戦へ進んだ。クルム伊達がウィンブルドンのダブルスで勝利するのは91年以来、20年ぶりとなった。

 ペンネッタは今年の全豪で優勝したダブルス世界1位で、スキアボーネは昨年の全仏シングルス覇者という実力者。だが、張の若々しい豪快なストロークと、伊達の老練なネットプレーがかみ合って第1セットを先取。第2セットで追いつかれたが、最終セットは再び好連係で相手ペアをねじ伏せた。伊達は「(相手は)普段組んでいるペアじゃない。こっちはかなり一緒にやってきているので、コンビネーションで勝てればと思っていた。いろんなことがうまくいった」と20年ぶりの白星を満足そうに振り返った。15年ぶりにウィンブルドンの2週目に進出した伊達が、シングルスでビーナス・ウィリアムズに苦杯した悔しさをダブルスで晴らす。

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2011年6月27日のニュース