夏場所無料で一般公開へ 6日に開催有無決定へ

[ 2011年4月6日 06:00 ]

 夏場所(5月8日初日・両国国技館)の開催について、通常の興行形式ではなく無料で一般公開する案が有力になっていることが5日、関係者の話で明らかになった。相撲協会は6日に東京・両国国技館で開く臨時理事会で協議する。八百長の再発防止策はまだ決まっていないが、関与者処分で問題が節目を迎えたことが再開の大きな理由とみられる。

 有料の興行ではないため、7月の名古屋場所の新番付編成のための「技量審査」という意味合いが強い。関係者によると、国技館内の数カ所に東日本大震災の被災者支援のための募金箱を設置する予定という。

 八百長処分で十両以上の関取15人が引退し、取組数が大きく減ることなどで、通常の場所開催は困難な状況だった。放駒理事長(元大関・魁傑)は「5月場所の件を(6日に)はっきりさせたい。前売り開始日(9日)も近づいているので(開催の)有無を決めないといけない」と話した。

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2011年4月6日のニュース