新生委の島村委員長 5月の夏場所開催を要望

[ 2011年3月9日 20:04 ]

 大相撲八百長問題の実態解明が遅れているため、開催が危ぶまれている5月の夏場所について、再発防止策を話し合う新生委員会の島村宜伸委員長(元農相)は9日、「理事長は徹底究明をと言われているが限界がある。夏も駄目となると相撲が成り立たなくなる」と話し、夏場所を開くべきだとの持論を展開した。

 島村委員長はメディアを通して同様の主張をしてきたという。「よくぞ言ってくれたという意見が圧倒的。一日も早く再開してくれという声が非常に多い」と力説した。

 8日には運営審議会が、夏場所実施の方向で検討するように相撲協会に要請した。放駒理事長(元大関魁傑)は9日も「調査が済んで処分して、対策を立てる。3点セットで再開を考える」と従来の見解を繰り返した。

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2011年3月9日のニュース