大相撲新生委員会 6項目の八百長再発防止案まとめる

[ 2011年3月9日 17:16 ]

 大相撲八百長問題の再発防止策を検討する委員会が9日、東京・両国国技館で初会合を開き、会の正式名称を「大相撲新生委員会」に決めた。委員長に外部委員の島村宜伸元農相、議論を進める座長に相撲協会の村山弘義副理事長が就任し、八百長に目を光らせる態勢を強化するなどの6項目の防止案をまとめた。

 6案は(1)監察態勢の強化(2)支度部屋の秩序保持の強化(3)電話などでの情報提供を募るホットラインの設置(4)故意による無気力相撲懲罰規定の適用拡大(5)師匠や部屋付き親方への研修(6)力士への研修―となった。

 力士の携帯電話の持ち込み禁止や、取組発表を当日に行う案も話し合われたが、意見は集約されなかった。今後の会合で詳細を詰め、再発防止策を相撲協会に提示する。

 この委員会は「再発防止委員会」として、2月26日に親方5人を含む8委員が発表された。

続きを表示

2011年3月9日のニュース