元琴光喜ら27人書類送検 野球賭博捜査終結へ

[ 2011年3月3日 17:57 ]

 大相撲の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課は3日、野球賭博に客として関与した賭博容疑で元大関琴光喜(34)や元大嶽親方(元関脇貴闘力)(43)ら26人と、賭博を主催した賭博開帳図利容疑で執行稔トレーナーを書類送検した。

 組対3課によると、元琴光喜が被害者となった恐喝事件をきっかけに発覚した角界の野球賭博に関する捜査は、これで終結する見込み。

 大相撲の取組も賭けの対象だった疑いが浮上したが、証拠が乏しく立件は極めて困難という。

 書類送検対象には、番付に代わって発表された新序列で小結の豊ノ島(27)や幕内豪栄道(24)ら現役力士も含まれる。

 執行トレーナーは横綱白鵬を担当したこともあったという。

 書類送検容疑は2008年以降、執行トレーナーはプロ野球の試合結果を予想させる賭博を主催し、豊ノ島らは現金を賭けるなどした疑い。

 同課は、賭博開帳図利容疑で元十両古市貞秀被告(35)や元幕下山本俊作被告(35)ら3人も追送検。元琴光喜らは山本被告が主催した野球賭博の客だったという。

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2011年3月3日のニュース