11人が既に現地入り 国内関係者に衝撃「泣きだす選手もいた」

[ 2011年2月14日 11:50 ]

 聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」の開催直前の中止が伝えられた14日、国内関係者は衝撃を隠せなかった。

 全日本ろうあ連盟の担当者、内藤ひろみさんは「中止を知って泣きだす選手もいたようだ。主催者側のホームページぐらいしか情報がなく、詳しい事情は分からない」と困惑した様子。18日の開幕を前に、21人の選手のうち11人がすでに現地入りしていたという。

 連盟は14日、「デフリンピックのために練習に励んできた選手の気持ちを考えると心苦しい。二度とこのようなことがないよう、主催者側に原因の究明と改善策の実施を強く要望する」とのコメントを発表した。

 派遣費を補助する厚生労働省の担当者は「わたしたちも応援しており、中止は残念。理由を聴きたい」と話した。

続きを表示

2011年2月14日のニュース