悪質!証拠隠滅 清瀬海がメール消去依頼

[ 2011年2月4日 06:00 ]

大相撲八百長メール問題

 八百長疑惑で、十両・清瀬海(北の湖)が昨年6月、竹縄親方(元幕内・春日錦)に対し、過去にやりとりしたメールを消去するよう依頼していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁は昨年7月、野球賭博事件で相撲部屋などを一斉捜索して力士らの携帯電話を押収。消去されたデータを復元した。清瀬海と竹縄親方は昨年5月の夏場所で、「立ち合いは強く当たって流れでお願いします」「場所後に70万の支払いがあるから、それの精算が終わったら連絡するね」などと、具体的な取組内容や、金銭の授受をうかがわせるやりとりをしていたことが分かっている。

 捜査関係者によると、消去を依頼するメールが送信されたのは、野球賭博をめぐる恐喝事件で元力士古市満朝被告(38)が警視庁に逮捕された昨年6月24日だった。やりとりが記されたメールは実際に消去されていた。野球賭博に関する捜査によって、八百長まで発覚することを恐れた清瀬海が証拠を隠滅しようと試みた可能性があるという。八百長への関与だけでなく、その悪質性までも浮き彫りとなった。 

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2011年2月4日のニュース