“互助会”意識?「格差」影響し、十両にまん延

[ 2011年2月4日 06:00 ]

大相撲八百長メール問題

 八百長疑惑で名前が挙がっている力士は十両が多いが、これには番付面での格差が大きく影響していると言われている。

 序ノ口、序二段、三段目、幕下は「力士養成員」と言われ、月給は支給されない。十両に昇進すると「関取」と呼ばれるようになり、一人前として扱われる。締め込みの着用や大銀杏(いちょう)を結うことを許され、付け人がつき、月給(約103万円)のほかに報奨金(場所手当)も支給される。待遇面では幕下時代とは雲泥の差だ。

 しかし、幕下に陥落すれば、それまでの厚遇から一転して無給生活となる。だから、十両力士は番付維持のために、星を買いに走る、というわけだ。そんな「互助会」意識が今回あらためて浮き彫りになった。

  

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2011年2月4日のニュース