「事態の推移見守りたい」情報収集に追われる放送局

[ 2011年2月2日 22:23 ]

大相撲八百長疑惑

 大相撲の八百長疑惑を受け、相撲中継を手掛けるNHKなど放送局は2日、情報収集などの対応に追われた。

 昨年の野球賭博事件で、NHKは「日本相撲協会の改革の道筋が見えない」(当時の福地茂雄会長)として7月の名古屋場所中継を取りやめた。

 「今回、事実関係がまだはっきりしない。事態の推移を見守りたい」とある幹部。各部署で収集した情報を、先月25日に就任したばかりの松本正之会長に伝え、今後の対応を検討するという。別の幹部は「八百長が事実だとすれば、相撲界そのものを揺るがす大問題だ」と指摘した。

 今月6日に開催される「日本大相撲トーナメント」(東京・国技館)を主催し、生中継する予定のフジテレビは「放送する、しないなど、一両日中に結論を出したい」と述べるにとどまった。

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2011年2月2日のニュース