八百長疑惑は13人 取材に応じた5人は全面的否定

[ 2011年2月2日 16:36 ]

大相撲八百長疑惑

 疑惑を持たれた13人の力士と親方のうち、12人が2日、理事会が中断に入った午後2時すぎから続々と東京・両国国技館に姿を現した。出席者によると、一人ずつ理事会に呼ばれ事情聴取。約2時間後、理事会が終了すると、一様に硬い表情で国技館を後にした。

 殺到する報道陣にもみくちゃにされながら、取材に応じた5人は全面的に八百長疑惑を否定。ともにモンゴル出身の幕内力士、光龍関は「やっていないと言った。いっさい関係ない。迷惑な話だ」と不快感をあらわにし、翔天狼関は「自分はそんなことをやっていないと言った」と話した。

 尾上部屋からは2人の幕下が呼ばれ、白乃波力士は「自分は潔白。応援してくれる両親や友人がいるので、こういう話が出るのは悔しい」と主張。元幕内で日本人最重量の巨漢、山本山力士は「やっていないと言った」と言葉少なだった。関係者によると、幕内の霜鳳関は遠出をしていたため、姿を見せなかった。

 昨年、野球賭博関与を認め、警視庁に携帯電話を押収された十両千代白鵬関と竹縄親方(元幕内春日錦)は報道陣からの問い掛けに無言だった。

 ▼白乃波の話 八百長をしたかと聞かれたが、自分には身に覚えのない話だと答えた。自分は潔白。応援してくれる両親や友人がいるので、こういう話が出るのは悔しい。

 ▼光龍の話 迷惑な話だ。何も知らない。いっさい関係ない。自分からそんな(八百長の)話をするわけがない。

 ▼山本山の話 やってないと言いました。すみません。

 ▼翔天狼の話 自分はそんなことやっていないと言った。(理事会での)話は10秒くらいで終わった。

 ▼旭南海の話 自分には関係ありません。よく分かりません。

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2011年2月2日のニュース