体操男子団体総合は鯖江が歴史的初V!

[ 2010年8月5日 06:00 ]

 全国高校総体(インターハイ)第8日は4日、沖縄県各地で9競技を行い、体操男子の団体総合は鯖江(福井)が初優勝した。女子は大智学園(東京)が世界選手権個人総合銅メダルの鶴見虹子を欠きながら2連覇。個人総合の男子は2年の岡準平(鯖江)が制して2冠に輝き、女子は大滝千波(大阪・四天王寺)が優勝した。相撲の団体は鳥取城北が初の頂点。アーチェリー男子団体は大村工(長崎)が2年連続3度目、女子は三本木農(青森)が32年ぶり2度目の優勝を果たした。

 体操男子団体総合を制したのは鯖江。田野辺監督は「最後は涙が出て演技を見てられなかった。田舎の県立校。歴史に残る優勝だ」と感慨深げ。過去25年の優勝は私立の清風(大阪)洛南(京都)埼玉栄(埼玉)が分け合い、関西(岡山)を加えた4強が君臨してきた。だが、岡と石川の二枚看板が原動力になり、床運動、平行棒、鉄棒の3種目でトップの点を挙げ、2位の清風に合計で2点以上の差をつけた。個人総合との2冠に輝いた岡は「4強を崩して優勝したら、どんな気持ちだろうと思ってきた。優勝して自分も泣きそうだった」と振り返った。

 <体操女子団体総合 鶴見が欠場でヒヤヒヤ連覇>エース鶴見が欠場し、1年生のみの布陣で2連覇を果たした体操女子団体総合の大智学園。だが、段違い平行棒で佐藤がバランスを崩し、床運動の着地では鈴木が尻もちをつくなどミスが目立ち、塩山監督は「(優勝の)最低条件はクリアしたが、内容は全然だめ」と手厳しかった。大黒柱の不在に「ちょっと不安があった」という佐藤も「完ぺきな演技で優勝したかった」と満足はしていなかった。

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2010年8月5日のニュース