琴欧洲と深い関係 ブルガリア相撲連盟会長に殺人容疑

[ 2010年8月5日 12:29 ]

 ブルガリア出身の大関、琴欧洲と親交があるとされる同国相撲連盟会長が金で複数の殺人を請け負っていたとして、殺人容疑で先月、地元司法当局に逮捕された。ブルガリアのメディアが5日までに伝えた。

 会長は容疑を否認、裁判所の決定で既に保釈されたが、同国には相撲ファンも多く、事件は国民の注目を浴びている。
 報道によると、この人物はペタル・ストヤノフ会長で、7月23日に他の数人と共に逮捕された。相撲の世界選手権などでメダルを取った実力派で、琴欧洲と親しく、同関の結婚式でも付添人を務めたという。
 ブルガリア司法当局は容疑者らを国内各地で一斉に逮捕。ツベタノフ内相は「彼らは金で複数の殺人を請け負い、実行した疑いがある。特に危険な犯罪者集団だ」と強調していた。
 ストヤノフ会長は3日に保釈されたが、ボリソフ首相は裁判所の決定に「政府に対する挑発だ」と反発。事件に関する新証拠が近く示されると明らかにし、追及への意気込みを示した。
 ブルガリアは欧州有数の親日国。全国で相撲クラブが組織され、愛好者は若者から大人まで約千人に上るという。(共同)

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2010年8月5日のニュース