天皇陛下がねぎらいの手紙…白鵬報われた全勝V

[ 2010年8月3日 11:57 ]

天皇陛下からお祝いの書簡を贈られ、記者会見後に一礼する横綱白鵬

 天皇陛下は3日、大相撲の名古屋場所で初の3場所連続全勝優勝を果たし、47連勝を達成した横綱白鵬へのねぎらいとお祝いを伝える書簡を、日本相撲協会の村山弘義理事長代行に送られた。陛下が優勝力士に書簡としてお気持ちを伝えるのは異例。

 書簡は「困難な状況にありながら、連日精励奮闘して幕内全勝優勝を果たしたのみならず、大鵬関を超え、歴代3位の連勝記録を達成した」とたたえ「今後とも元気に活躍するよう願っている」と激励した。

 白鵬は記者会見で「これ以上のものはありません。心から喜んでおります。光栄でございます」と語った。

 宮内庁は「不祥事があった中でも『国技』への陛下の思いは変わらない。一生懸命相撲をとっている力士を応援しているメッセージ」と説明。宮内庁侍従職が東京・両国国技館で村山理事長代行に手渡した。

 野球賭博問題を受け、日本相撲協会は名古屋場所での天皇賜杯の授与を見送った。白鵬は「もらえるものをもらえないのはつらい。何とかならないんですか」と不満を漏らしていた。

続きを表示

2010年8月3日のニュース