“無冠の女王”リチャーズついに悲願達成

[ 2009年8月20日 06:00 ]

 【世界陸上】女子400メートルはサーニャ・リチャーズ(24=米国)が今季世界最高の49秒00で快勝。五輪も含め世界大会で初の優勝を飾った。06、07年とゴールデンリーグ(GL)6戦全勝の強さを誇りながら、世界選手権は05年の2位が最高。北京五輪も3位で“無冠の女王”と言われただけに「ついに大きなタイトルを手にできた。やっと努力が報われた」と喜びをかみしめた。

 これまでは「プレッシャーをはね返せなかった」と精神的な弱さが目立ったが、この日は過去のGLで3勝を挙げたベルリンが舞台。「この青いトラックで起きた良い出来事を思い出して走った」という。NFLジャイアンツのCBアーロン・ロスとの挙式を来年2月に予定。12年ロンドン五輪が次の大目標となるが「まだまだ走る。16年五輪にも出るかもしれない」と笑った。

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2009年8月20日のニュース