渋井、右足故障で欠場へ 調整不足に故障重なり断念

[ 2009年8月20日 10:26 ]

 陸上の世界選手権女子マラソン代表の渋井陽子(30)=三井住友海上=が最終日の23日にベルリンで行われるレースを右足故障を理由に欠場することが19日、分かった。チーム関係者によると、右足甲から小指が腫れた状態で辞退を決断した。20日にも正式に発表される。

 渋井は4月の中国・昆明合宿中に左太もも裏を痛め、調整が遅れていた。7月に最終調整を兼ねてサンフランシスコ・マラソンに出場したが、今月中旬にベルリンに入った後、右足の状態を悪化させたという。渋井は2001年エドモントン大会で4位に入っている。
 今大会は補欠の森本友(天満屋)も調整不足を理由に代表チーム同行を辞退したため、日本は4人で臨むことになる。女子マラソンは北京五輪でも野口みずき(シスメックス)が故障のため直前に欠場し、日本陸連は今大会の代表選手に血液データを提出させるなど管理を徹底していた。(共同)

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2009年8月20日のニュース