遼くん バーディー王で連覇だ!

[ 2009年8月20日 06:00 ]

関西オープン連覇に向け練習する石川遼

 全米プロ帰りの石川遼(17=パナソニック)が、バーディー率1位奪取での大会連覇を目指す。石川は19日、20日開幕の関西オープン(スポニチほか後援)に向けて兵庫・宝塚GC新コースで練習ラウンド。現在3・97で今季国内ツアー2位のバーディー率について「4・00以上を目指したい」と話し、昨年、プロ転向後初優勝を飾った大会で17バーディー以上取ることを自身へのノルマとした。

 コースが替わっても、石川が目指す「1ラウンド4バーディー」の目標は変わらない。全英オープン、北海道での2連戦、全米プロで体感した洋芝から、約1カ月ぶりの野芝。日本ならではのコースで練習ラウンドを終えた石川は「飛ばすことより、バーディーを取ることを目標にやってきた。バーディー率4・00以上を目指したい」と帰国初戦の目標を定めた。
 バーディー率は、バーディー以上(イーグルなども含む)を獲得したホール数を1ラウンド平均の数字に換算したもの。石川は全米プロ出場の前に優勝したサン・クロレラ・クラシックで1イーグル、24バーディーを奪い、今季国内ツアーのバーディー率が3・64から3・97と急上昇。4・03の上井邦浩に次いでランク2位に浮上した。だが、日頃から「1日4バーディー」を口にしているだけに「4・00」は譲れない数字で、大台に乗せればランク首位に立つ可能性は十分ある。昨季は3・83で年間ランク2位。1位のB・ジョーンズは4・08だっただけに、年間1位も見えてくる。
 関西オープンが行われる宝塚GCの総距離は6682ヤード(パー71)で、全米プロの7674ヤード(パー72)より約1000ヤードも短い。それでも「フェアウエーに打っていかないとバーディーチャンスにはつかないのが、ここのコース」と石川が言うようにフェアウエーは狭い。「4・00」に達するには4ラウンドで計17バーディーが必要で、正確なショットが求められる。もっとも、出場選手中、賞金ランク10位以内は3位の石川を筆頭に3人だけ。17バーディーのノルマを果たせば、大会連覇に大きく近づくことは間違いなさそうだ。

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2009年8月20日のニュース