「スノボ侍」国母 バンクーバーで雪辱誓う 

[ 2009年4月3日 06:00 ]

国母(右)と大越が談笑する

 2月のユニバーシアード(中国)スノーボードで2冠を果たした国母和宏(20=道東海大)が2日、札幌市役所の上田市長を表敬訪問。来年のバンクーバー五輪での雪辱を誓った。

 オレが本家の“侍”だ。侍ジャパンのWBC連覇以前から、トレードマークとしている「侍ヘア」をなびかせた国母は「五輪というより1つの大会で負けたことが悔しかった」。17歳で出場した06年のトリノ五輪は、大会直前のW杯で2勝しメダル候補に挙げられながら23位に終わった。今シーズンは昨年10月のW杯で4位に入ったが、1月の練習中に肋骨を3本骨折。それでもぶっつけで臨んだユニバーシアードでハーフパイプとビッグエアの2冠を獲得。「運が良かっただけ」と苦笑したが、不屈の精神で戦い抜いた。
 5日からは五輪の舞台・バンクーバーで合宿に入る。「本数を滑りたい。出る大会すべてで勝ちたい」07年の世界選手権で銀メダルに輝いた侍が、世界の頂点を目指す。

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2009年4月3日のニュース