朝青龍力強さ全開!“弟分”日馬富士を一蹴

[ 2009年1月20日 06:00 ]

<初場所9日目>支度部屋で父・ドルゴルスレンさん(左)と握手を交わす朝青龍

 【大相撲初場所9日目】朝青龍が“弟分”にキツ~い昇進祝いを見舞った。右手で張って左を差し込むと、体を開きながら巻き替えてもろ差し。日馬富士が右を巻き替えた瞬間、まわしを引きつけて前に出た。新大関は体が浮き上がり、そのまま尻もちをついた。

 持ち前の力強さが戻って無傷の9連勝。観戦した父ドルゴルスレンさんに白星をプレゼントした横綱は「先に先にと攻めた。形的にも良かった」と満足げだ。結びで白鵬も快勝し、2横綱の一騎打ちムード。「お互いいい相撲を取ったんじゃないの」とライバルを意識しつつも「余計なことを考えずに、一番一番。初日とか2日目のような緊張感。それがいいんだ」と平常心を強調した。
 支度部屋ではサッカーの元フランス代表監督、ジェラール・ウイエ氏の訪問を受け、2年前に出場停止処分を受ける原因となったモンゴルでの「サッカー騒動」を自ら説明。日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事にも「サッカーしましょう」と笑顔を振りまいた。これには田島氏も「悪い冗談だ」と笑うしかなかったが、余裕のブラックジョークが完全復調の証に見受けられた。

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2009年1月20日のニュース