スペイン、アルゼンチン下し3度目のデ杯制覇

[ 2008年11月24日 11:32 ]

男子テニスのデ杯を制し、優勝杯からシャンパンを浴びてはしゃぐフェリシアノ・ロペス(左)らスペイン選手たち

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ決勝は23日、アルゼンチンのマルデルプラタで最終日が行われ、シングルスで1勝したスペインが通算3勝1敗でアルゼンチンを下し、4年ぶり3度目の優勝を果たした。

 スペインはこの日、フェルナンド・ベルダスコが6―3、6―7、4―6、6―3、6―1でホセ・アカスソに競り勝った。

 ≪ナダル欠いても世界一≫4時間近いシングルスの熱戦を制したスペインのベルダスコはコートに崩れ落ち、そこへ仲間が殺到して歓喜を爆発させた。ベルダスコは「人生で最も興奮する勝利。夢のようだ」と喜びにふけった。
 世界ランキング1位のナダルを故障で欠き、アルゼンチン有利とみられていた。敵地で前評判を覆した奮闘にスペインのサンチェス監督は「(勝ち上がりに貢献した)ナダルに感謝したい。でもここにいる選手たちは、この功績に値する」。
 祝福に駆けつけたい衝動に駆られたというナダルは、スペインのテレビ放送で「歴史的なこと。仲間と喜びを分かちあうこの瞬間は、忘れがたいものだろう」とうらやんだ。(AP=共同)

続きを表示

2008年11月24日のニュース