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性加害報道の伊東純也 所属クラブのスタッド・ランスが連帯を強調も「女性に対する暴力と闘う」姿勢明確に

[ 2024年2月1日 20:39 ]

スタッド・ランスの伊東純也(AP)
Photo By AP

 性加害が報じられていたサッカー日本代表FW伊東純也(30)が所属するスタッド・ランスが1日、一連の報道を受けて声明を発表した。

 伊東は同日、カタール・ドーハで開催されているアジア杯に参加中のチームから離脱することが決定。日本サッカー協会(JFA)が発表したもので、離脱に伴う代表選手の代替招集はないことも発表された。また、伊東が女性への性加害で大阪府警に刑事告訴されていた件については、伊東の代理人弁護士が性加害はなかったとして虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理されたことも分かった。

 これらを受けてスタッド・ランスは「伊東純也選手に関して、日本のメディアが行った発言と、同選手が起こした名誉棄損の告訴状に注目している」とし、「日本人ストライカーの人間的資質と行動について疑問視したことはない。メディアのコメントを裏付ける司法調査が行われるまで、当局による調査を裏付ける情報は持っていない。現在に至るまで、クラブは選手との団結を示している」と、連帯を強調。そして「法的進展を細心の注意を払って追跡する予定である」とした。

 その一方で「このような重要なテーマを無視することはできず、クラブとして沈黙を保つことを望んでいません。クラブはここ数シーズン、プロフットボールリーグと共同で女性に対するあらゆる形態の暴力との闘いへの取り組みを改めて表明し、新たな啓発活動に取り組んでいる」と、女性への暴力を許すことはないというスタンスを明確にした。

 伊東を巡っては、1月31日付のデイリー新潮によると、昨年6月、大阪府吹田市で行われた親善試合のペルー戦後、伊東が2人の女性を酒に酔わせ、大阪市内のホテルで性的同意を得ないまま行為に及んだ疑惑が持たれていると報じた。被害女性は昨年9月以降、弁護士を通じて謝罪を要求したが、伊東サイドから反省や誠意ある対応が感じられなかったとして訴訟に踏み切ったという。

 伊東側はこの日、この報道を否定。告訴状では、伊東はホテルで2人と過ごしたが、2人の話は不自然に変遷しており、物的証拠は一切存在しないとしている。

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