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“第2の香川真司”育成へ C大阪アカデミー、ECCとタッグで英会話レッスン

[ 2023年7月28日 09:03 ]

楽しみながら英会話のスキルを。ピッチ外でも選手たちをサポートするC大阪アカデミーの新たな取り組みに注目だ(撮影・後藤 大輝)
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 “第2の香川真司”育成へ、C大阪アカデミーの新たな取り組みが本紙に公開された。「17歳で世界へ」という言葉を掲げ、20年から株式会社ECCとエデュケーションパートナーを締結。これまでU―12からU―18までの選手たちが英会話のオンラインレッスンを受講してきた中、コロナ禍が落ち着いてきたこともあり、U―18の選手を対象に初めて対面による授業が行われた。 動画はこちらから

 クラブハウスに招かれたスコット・ワトソン先生のもと「サッカーにおけるポジショニングやディレクションを英語で学ぶ」というテーマでレッスンはスタート。簡単なあいさつから始まり、ボールを使いながら2人組での会話、そして英語によるポジション名などを学んでいく。最後は11人でチームを組み、英語を使ってGKからビルドアップ。FWまでボールがわたってゴールを決めると、選手たちはガッツポーズをしながら抱き合って歓喜した。

 過去、C大阪は海外で活躍する選手を多く輩出してきた。マンチェスターUなどに在籍した香川真司や乾貴士、清武弘嗣、柿谷曜一朗、扇原貴宏、山口蛍。現在はアカデミーから育った南野拓実がフランス1部モナコで、瀬古歩夢はスイス1部グラスホッパーでプレーする。先輩たちのように、いつか海外で戦う姿を育成組織に所属する選手たちも思い描いており、U―18主将のMF皿良立輝もその1人だ。

 「いつもはオンラインですけど、今日は体を動かしながらサッカーのことについて学べて良かった。自分自身、まずはトップに上がれるように頑張って、トップで活躍してから海外に行って。子どもたちから目標とされるような選手になりたい」

 プロ野球の阪神で活躍した桧山進次郎さんの次男で、U―18所属のDF桧山宗秀もレッスン後に思いを口にした。
 「対面の授業だと動きが出て楽しかった。僕の将来の夢は世界で活躍して、その後に世界の子どもたちに勇気や希望を与えること。子どもたちと英語を通して触れ合って、英語を教えることができたら」

 世界に通じる人材を育てるため、C大阪のアカデミーはピッチ外でも幅広く選手たちをサポートしていく。

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