J2群馬から新潟に移籍の長倉が初練習　「早く試合に出て、まずは1点取りたい」　Nポーズも披露

得点後に見せる「N」ポーズを見せる長倉
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　J2群馬からJ1新潟に完全移籍したFW長倉幹樹（23）が27日、聖籠町のアルビレッジで行われた練習に合流した。練習後には会見を行い、一日も早く試合に出て、ゴールを決めることを目標に掲げた。

　練習に合流した長倉は、笑顔を見せながら違和感なくチームに溶け込んでいた。「みんな優しくしてくれるし、知っている選手もいる。うまくなじむことができたと思う」とはにかんだ。プレーでは「もっとやらないと。スピードもあるし、ボールを受ける立ち位置だったり、これまでとは違うので自分の中で分かっていかないと。プレーでも早くなじめるように頑張ります」と意欲を示した。

　寺川能人強化部長は「前の方で厚みが欲しいという思いからFWの選手の補強をした」と長倉獲得に乗り出した経緯を語った。プレースタイルについては「ボールを引き出すことができるし、裏へ走る動き出しもできる。90分間ゴールを狙い続けて走る素晴らしいものがある」と高く評価。「チームのリズムができている状況で加入することは難しいが、焦らずしっかり入っていってくれれば」と期待を寄せた。

　長倉自身も「オファーがあってから1週間くらい悩んだ。自分をプロにしてくれた群馬にも恩があるし」と熟考したことを明かした。その上で「群馬のチームメートが背中を押してくれたし、J1でもプレーしたかったので後悔しない方を選んだ」と、より厳しい世界に身を置く覚悟を決めた。

　昨年8月に関東1部リーグの東京ユナイテッドFCから群馬に移籍。それからわずか1年足らずで日本の最高峰のリーグへと上り詰めた。「これまで自分が見ていた世界のカテゴリーで、どれだけできるかチャレンジしたい。早く試合に出て、まずは1点取りたい」。その類いまれな能力を新潟で開花させる。