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浦和に過去最高の罰金2000万円 声出し応援のルール違反でJリーグが決定

[ 2022年7月26日 18:36 ]

応援する浦和サポーター(撮影・西海健太郎)
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 Jリーグは26日、裁定委員会に諮問し、サポーターによる秩序を損なう行為があったとしてJ1浦和に対し、けん責と罰金2000万円の懲罰を科すと決定した。罰金2000万円は過去2例ある最高額に並ぶ。

 浦和に関しては、5月21日の鹿島戦(埼玉)の試合開始前、スタジアム北車両門付近において、チームバス到着の前後に、一部サポーターが禁止されている声出し応援を行った。この際、マスクを着用していないサポーターもいた。

 また今月2日のG大阪戦(パナスタ)でも試合終了間際に観客席において、一部サポーターが禁止されている声出し応援を行った。この際、マスクを着用していないサポーターもいた。

 いずれも新型コロナウイルス対策ガイドラインにおいて禁止されている行為で、クラブがJリーグ規約第51条に示す「観客にホームスタジアムおよびその周辺において秩序ある適切な態度を保持させる義務」に明らかに違反したと判断した

 浦和は20年10月31日の大分戦でも同種の規約違反があり、罰金300万円とけん責の懲罰を受けていた。短期間で違反が続いたことや、声出し応援禁止などにサポーターが不満を持っており声出し応援を行うおそれがあることを予見できたにもかかわらず、制止のための体制整備を行った形跡が見られなかったことなどから厳罰を科した。

 さらにJリーグでは、今後もサポーターに起因する違反が起きた場合には無観客試合や勝ち点はく奪などの処分を科す可能性があると付言している。

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