ついに阪神超え…神戸が開幕10戦未勝利　イニエスタが陳謝「申し訳なく思っている」

明治安田生命J1リーグ第8節   神戸0－1C大阪 （ 2022年4月10日    ノエスタ ）

＜神戸・C大阪＞ベンチに入りし試合を見つめる神戸・ロティーナ監督（撮影・後藤　正志）　
Photo By スポニチ

　ついにプロ野球・阪神を越えた…。神戸はクラブワーストを更新する開幕10試合勝ち星なし。阪神は10試合目で勝利を収めたが、神戸はC大阪との“関西ダービー”で0－1と敗れた。

　ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の初陣は4―3―3システムを採用。守備でのスライド、ブロック形成など改善は見られたが、前半27分に一瞬の隙を突かれて失点を喫した。1点を追う後半開始からは日本代表FW大迫と絶妙なコンビネーションで何度もチャンスをクリエートしていた元スペイン代表MFイニエスタを代える大胆策を施し、ほぼハーフコートで試合を進めた。ただ後半アディショナルタイムにDF菊池のヘディングがバーを直撃するなど、得点に見放された。

　主将のイニエスタは「このような状況になってしまい、皆さんに申し訳なく思っている」と陳謝。その上で「ただサッカーにおいても人生においても、チャンスはある。2年前も良くない中でACLに行って状況を打破したのは、皆さんも覚えているでしょう。きょうから頭を切り替え、ACLを活用して流れを変えるようにしていかないといけない。それができる選手が揃っているし、全員で努力していく」と口にした。16日からはタイで集中開催されるACL。反攻のキッカケをつかみたい。