C・ロナウドが相手サポーターの携帯電話を叩き落とした件で地元警察が捜査　映像確認や事情聴取

マンチェスターUのクリスティアーノ・ロナウド（AP）
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　サッカーのイングランド・プレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドに所属するFWクリスティアーノ・ロナウド（37）が9日、敵地のエバートン戦に0―1で敗れて怒りを爆発させて相手サポーターが持っていた携帯電話を叩き落とした件で、地元警察が捜査を開始したと英紙デーリー・メールなどが10日に伝えた。違法行為がなかったか映像の分析や両クラブの関係者への事情聴取を行っているという。

　2試合ぶりに先発したC・ロナウドは不発で試合も零敗。左すねの2カ所に深い裂傷を負い、足を引きずりながらピッチを後にしてロッカーに引き上げる際、選手通路口付近でからかっていた10代とみられる相手サポーターの携帯電話を手で地面に叩き落とした。

　騒動後、C・ロナウドはインスタグラムで「難しい瞬間の感情に対処するのは簡単なことではない。だが我々は常に敬意を払い、忍耐強くする必要がある。美しいサッカーを愛する全ての若者に模範を示さなければならない」と投稿し「感情の爆発をお詫びしたい」と謝罪。さらに「もし可能なら、フェアプレーとスポーツマンシップの証として、このサポーターをオールド・トラフォードでの試合に招待したい」とホーム戦に招待する意向を示した。

　しかし“被害”を受けた少年の母親とみられる人物は「プロのサッカー選手が子供を襲撃するなんてショックを受けている。こういう選手は悪党。彼は父親として自分の子供がこんな目に遭ったら、どう思うのかしら」とSNSに投稿。叩かれて腫れたとみられる手の甲や画面が破損した携帯電話の写真が拡散される事態となっている。