×

J3熊本 一丸で4季ぶりJ2復帰!河原主将「飛び抜けた選手いない中で最後まで一つに」

[ 2021年12月6日 05:30 ]

J2昇格とJ3優勝を決め、セレモニーで喜ぶ熊本イレブン(C)Jリーグ
Photo By 提供写真

 明治安田生命J3最終節、同J2最終節が5日に各地で行われた。J3は熊本がホームで岐阜を2―0で下し逆転優勝し、来季の昇格を決めた。4季ぶりのJ2復帰となる。J2は残留の可能性を残していた北九州が山形にアウェーで1―5と大敗。21位で来季J3降格が決まった。

 熊本が昇格を優勝で決めた。勝てば4季ぶりのJ2復帰が決まる一戦。後半から途中出場した坂本が大仕事を果たした。

 後半20分。こぼれ球に反応。右足を豪快に振り抜く先制ミドルをゴールネットに突き刺した。今季最多の1万1314人が詰めかけたスタンドは歓喜に包まれた。

 大木武監督からは「ゴールを取ってこい」と送り出された。熊本の下部組織出身で明大卒のルーキーは「うまく実現できて良かった」。同37分にはFW高橋のヘディングで追加点を奪い快勝。2位の岩手が引き分けたため、3位から最終節逆転でのJ3優勝を飾った。

 18年にJ3へ降格。J3では19年5位、昨年8位と振るわなかったが、今季は16節からクラブ新記録の7連勝をマークするなど、総失点はリーグ最少の20。堅守を武器に好調をキープした。一度も連敗しない安定した戦いぶりだった。

 大木監督は「選手の努力、スタッフの協力以外ない」と感謝。MF河原主将は「飛び抜けた選手はいない中で最後まで一つになって戦えた」と胸を張った。清水、京都、甲府、岐阜など指導経験豊富な指揮官はJ2での来季に目を向け「全てにおいてレベルアップしないといけない」と表情を引き締めた。(杉浦 友樹)

続きを表示

2021年12月6日のニュース