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奇跡起こらず…J2北九州がJ3降格決定 大量点狙うも防戦一方で山形に大敗、村松主将「今はただ悔しい」

[ 2021年12月6日 05:30 ]

明治安田生命J2最終節   北九州1―5山形 ( 2021年12月5日    NDスタ )

 “奇跡”は起こらなかった。J2北九州はアウェーで山形に1―5で大敗し、J3降格が決まった。DF村松主将は「今はただ悔しい」と唇をかんだ。

 前節で降格圏の19位以下は確定したが、わずかに残留の可能性があった。山形戦に大勝し、1つ順位が上の相模原が大敗して9ある得失点差を埋め、J2ライセンスがないJ3の宮崎が2位以上になる条件だったが、希望は打ち砕かれた。

 大量得点する必要があるため、前半から積極的なプレスで攻撃的に臨んだが、26分に先制を許すと防戦一方になり、次々と失点。後半34分にFW富山がゴールを奪ったが、遅かった。小林伸二監督は「申し訳ない。私の責任」と力なく言葉を絞り出した。

 昨年はJ2復帰初年度で5位と躍進。オフにはFW町野、FWディサロ燦シルヴァーノら得点源だった多くの選手が流出。今季は総得点が59から35になるなど、シーズンを通じて得点力不足に苦しみ、最後まで改善できなかった。

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2021年12月6日のニュース