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なでしこ土光 代表切符獲りを誓う「自分も食い込んでいけるよう」

[ 2021年5月12日 14:45 ]

土光真代
Photo By スポニチ

 東京五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のDF土光真代(25=日テレ東京V)が、滑り込みでの代表切符獲りを誓った。候補合宿2日目の12日、福島県・Jヴィレッジで2部練習を実施。昨年3月のシービリーブス杯(米国)以来、約1年2カ月ぶりの代表復帰となった土光は「復帰してあまり時間がたってない中で呼んでくれたこと、許可してくれたチームに感謝している。この合宿でどこまでプレーできるか、先につなげることが恩返しになる」と力を込めた。

 大ケガを乗り越えてきた。昨夏に右膝前十字靱帯(じんたい)損傷および半月板損傷。自身初めての長期離脱に「最初の方はできることが少なく、本当にサッカーができるのか」と不安を抱えた。それでも、同負傷を負ったチームメートらの助言などに支えられて地道にリハビリ。先月24日の神奈川大とのトレーニングマッチで約8カ月ぶりに実践復帰し、東京五輪目前のギリギリで代表に戻ってくることができた。

 東京五輪のメンバーは18人。前日の会見で高倉麻子監督(53)は4月の活動で招集した海外組6人と主将DF熊谷紗希(30=リヨン)に、今合宿の招集メンバーを合わせた30人を「ベースに」選考する考えを明かしていた。国内組にとっては最後のアピールの場でもあり、土光は「自分も食い込んでいけるように、負けたくない気持ちを持つことで成長できる。同じチームで助け合いながら、自分自身も(争いに)絡んでいけるようにしたい」。逆転の五輪切符をつかみ取る。

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2021年5月12日のニュース