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神戸GK前川 日本代表初選出も…20日札幌戦に全集中「まずはチームに貢献したい」

[ 2021年3月19日 13:24 ]

神戸GK前川
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 Jリーグ発足後初の“父子代表”となった神戸GK前川黛也(26)が19日、オンライン取材に応じた。「まずはチームに貢献したい。目先の試合に集中しています」とあす20日のアウェー札幌戦に全集中の構え。持ち味のシュートストップとビルドアップでチームを支え、初代表(25日・親善試合韓国戦、30日・W杯アジア2次予選モンゴル戦)へとつなげていく。

 父の和也氏(52)は92年から96年まで代表歴があり国際Aマッチ通算17キャップ。「本当に偉大な存在」と畏敬の念を送りつつ、前日18日にはLINEで「代表に選ばれて終わりじゃない。コツコツと頑張ってね」とエールを送られたという。

 かつては“2世”“前川の息子”と呼ばれた。物心が付いた時から父と比較され「君は(代表)なれない」とも言われたという。だが三浦監督が「日頃のトレーニングの取り組み方、課題を見つけながら努力している」という前向きな姿勢で昨季途中から正守護神の座をつかみとった。そしてA代表の森保監督の目を振り向かせた。

 「まだミスはあるけど、こうなりたいという成長曲線は描けている。選ばれたからにはお客さんではなく、自信を持って試合に出て貢献する。今の自分の良さを100%出せるように準備したい」

 今代表メンバーは14年ブラジルW杯出場メンバーのGK西川(浦和)とGK権田(清水)の2人がいる。経験豊富なベテラン勢の壁は厚いが練習からアピールし、代表デビューを目指す。

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2021年3月19日のニュース