3冠王者同士の激突!バイエルンMFキミッヒ　32戦無敗アルアハリ警戒「彼らはエジプトのバイエルン」

クラブW杯準決勝   Bミュンヘン―アルアハリ （ 2021年2月8日    カタール・ラーヤン ）

バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFキミッヒ（AP）
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　4日にカタールで開幕したサッカーのクラブW杯は欧州王者バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）が“大トリ”として登場する。8日の準決勝ではアフリカ王者アルアハリ（エジプト）と対戦予定。2009年のバルセロナ以来となる史上2クラブ目の年間6冠を目指し大会に臨む。

　各大陸の王者が集うクラブW杯は南米王者と欧州王者が“シード枠”として準決勝から参戦。7日の準決勝第1試合では南米王者パルメイラス（ブラジル）が北中米王者ティグレス（メキシコ）と対戦するも0―1で敗戦。初出場のティグレスが一足早く決勝に進出した。

　5冠王者（リーグ、国内カップ戦、欧州CL、欧州スーパー杯、国内スーパー杯）バイエルンは、いきなりトラブルに見舞われた。5日のヘルタ戦後にカタールの首都ドーハへ移動する予定だったが、降雪の影響による遅延により夜間飛行が許可されている時間に間に合わず。ドイツ紙キッカー（電子版）は「30秒の遅れが生じたため、離陸許可が取り消された」と報じた。

　チームはそのまま機内で一晩過ごすことになり、予定より8時間近く遅れての出発。到着後はPCR検査の陰性確認まで宿泊地で缶詰め状態となってしまった。それでもフリック監督は「チームは非常にプロフェッショナルに旅を終え、次の目標に取り組みたいと考えている」と前向きな姿勢を崩さず。目標については「もちろん、優勝だ」と力強く答えた。

　8日に26歳の誕生日を迎えたドイツ代表MFキミッヒも前日会見で「もちろん最適とは言えない。でも機内では誰もがリラックスする機会を得た。そのため僕らはフレッシュな状態で試合へと臨むことになるだろう」とコメント。さらに「彼らが強いチームであることは分かっている、彼らはエジプトのFCバイエルンだ」と目下公式戦32試合無敗を誇るアフリカ3冠王者に対して警戒心を強めていた。

　ともに3冠王者同士の激突となった準決勝第2試合は、日本時間8日深夜27時からキックオフ予定だ。