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【中田浩二 視点】麻也と冨安 高いCBが森保Jの大きな武器に

[ 2018年11月17日 09:28 ]

国際親善試合   日本1―1ベネズエラ ( 2018年11月16日    大分銀行ドーム )

<日本・ベネズエラ>安定した守備を見せた冨安(左)吉田(中)の両CBコンビ(撮影・西海健太郎)
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 勝ちにこだわりながら、ここまで落とし込んだチームコンセプトの浸透を確認したのだろうが、守備についてはまずまずだった。奪われ方が悪くて攻め込まれるシーンやサイドからクロスを入れられる場面があったが、しっかり対応できていて、大きく崩される場面はあまりなかった。全体的にコンパクトにできていたし、初めて吉田と組んだ冨安も落ち着いていたし、2人で相手の1トップに狙いを持って起点をつくらせないようにしていた。ともに高さがあるので、世界で戦うことを考えれば大きな武器となる。三浦や昌子らとの競争も激しくなるし吉田も安泰ではなくなると思う。

 ビルドアップでは相手がしっかり日本を研究し、対処していた中でも、センターバックから前線へパスが入っていた。ただ、同点に追いつかれた場面は選手交代で連係がややずれ、相手からボールを奪ったところを再び奪われてPKを与えたもの。これはもったいないプレーだった。 (元日本代表DF)

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2018年11月17日のニュース