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鹿島 初4強へ王手!ブラジル人コンビそろい踏み2発で先勝

[ 2018年8月29日 05:30 ]

ACL準々決勝第1戦   鹿島2―0天津権健 ( 2018年8月28日    カシマ )

<鹿島・天津権健>天津権健に勝利し笑顔を見せるレオシルバ(左)とセルジーニョ(撮影・西尾 大助)
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 鹿島がクラブ史上初の4強進出に前進した。ホームでの第1戦で天津権健(中国)に2―0で先勝。後半15分にMFレオ・シルバ(32)の右足弾で先制すると、後半27分には今夏加入したMFセルジーニョ(23)が左足で移籍後初ゴールを決めた。7月に就任したジーコTD(65)の前でブラジル人コンビが躍動。敵地での第2戦は9月18日に行われる。 ACL決勝T日程

 スタンドからのジーコTDの熱視線に助っ人コンビが応えた。まずは0―0の後半15分、レオ・シルバだ。左クロスの、遠藤の頭での折り返しに反応。ペナルティーエリア内左から右足で右隅に蹴り込んだ。精彩を欠く試合が続いたが、ジーコTDの来日に合わせるかのようにコンディションが急上昇。「ケガ明けが来日のタイミングに重なっただけ」とした上で「尊敬する人。僕のパフォーマンスをさらに上げてくれればいい」と笑った。

 後半27分にはセルジーニョが続く。約25メートルの距離から得意の左足で強烈なミドル弾。ジーコTDの推薦で今夏に加入し、公式戦3試合目で移籍後初ゴールを決めた。シュート数は相手の10を上回る18本。前半は再三の決定機をものにできず、嫌なムードが漂う中で2人のブラジル人が白星を引き寄せた。

 国内最多19冠を誇る鹿島だが、ACLは過去7度の出場で08年の8強が最高。大岩監督は24日の磐田戦で遠藤、三竿健らを温存して万全の状態でピッチに送り出すなど、この一戦に懸けていた。試合後、ジーコTDは「オツカレサマデス」と親指を突き立て、ご満悦。相手エースのパトから平身低頭にあいさつされるなど、貫禄を示した。3日の来日以降、チームは4勝1敗1分けと大きく白星が先行。悲願のACL制覇へ“神様”の存在は心強い限りだ。

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