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FC東京・長谷川監督 「ちびまる子ちゃん」ケンタ誕生秘話明かす「本人から電話がかかってきた」

[ 2018年8月29日 15:15 ]

FC東京の長谷川健太監督
Photo By スポニチ

 15日に乳がんのため死去した漫画家さくらももこさん(享年53)と静岡県清水市(現静岡市)内の小学校の同級生であるJリーグFC東京の長谷川健太監督(52)が29日、自身がモデルとなった代表作「ちびまる子ちゃん」のサッカー少年「ケンタ」の誕生秘話について語った。

 さくらさんは86年に雑誌りぼんに「ちびまる子ちゃん」の連載を開始。2人が同じクラスだったという小学6年時に清水FCの一員として全国制覇を経験した長谷川監督は88年に日産サッカー部(現横浜)に入部。ケンタの誕生は、そんな折だった。「80年代の終わりに日産の寮に本人から電話がかかってきた」と明かし、さくらさんが「漫画に描いていいですか?」と新キャラクターの登場を打診したという。「当時は(ちびまる子ちゃんを)知らなかった」という長谷川監督は「俺でよければ」と返答した。ちびまる子ちゃんは90年にフジテレビでアニメ化。自身がモデルとなったケンタをテレビで見ることになり、「不思議な感じですね」と懐かしそうに語った。

 ちびまる子ちゃんの舞台は2人が育った清水。長谷川監督は「学区の話ですから。みつや(駄菓子屋)は実際にあったし、たまちゃんも、はまじもいた。違うキャラだけど、似通った名前の人がいた」と振り返る。高校時代は清水東三羽烏の一人として活躍した指揮官だが「清水ではサッカーよりさくらももこの方が有名だよ」と謙遜した。

 さくらさんの訃報が発表された27日、長谷川監督はクラブ公式ツイッターを通して「突然の訃報に驚いています。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントをしている。

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2018年8月29日のニュース