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本田の地元摂津市 地震影響でPV中止「安全を優先」

[ 2018年6月19日 05:30 ]

 大阪北部で発生した地震を受け、サッカー男子日本代表MF本田圭佑(32=パチューカ)の地元、大阪府摂津市が、19日に開催予定だったW杯ロシア大会1次リーグ初戦コロンビア戦のパブリックビューイング(PV)を中止することを決めた。同市では震度5強を観測。「余震が起こる可能性もあり安全を優先した」と説明している。

 PVは午後9時から、摂津市立コミュニティプラザ(南千里丘)で行われる予定だった。入場無料で定員300人。今月10日から整理券を配布し、約半数がはけていたという。事務局では18日、整理券を配布した来場予定者への中止連絡に追われた。同市は同プラザを災害時の避難所の一つに指定している。

 摂津市では市民課の職員らが「Fight!HONDA」の文字と本田の似顔絵が描かれた青いTシャツを着て業務に励むなど、W杯前から応援ムードを高めていた。日本代表初戦を“オール摂津”で声援を送ろうと企画された今回のPVでも、場内のレイアウトを熟考し、幕なども用意して準備万端だった。関係者は「非常に残念」と肩を落としたが「市民の安全が最優先」と話した。

 摂津市は本田が出場した2010、14年のW杯でもPVを実施し声援を送っている。なお、24日のセネガル戦、28日のポーランド戦では開催予定はない。

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2018年6月19日のニュース