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西野J、コロンビア撃破で白星発進 香川先制PK 最後は本田→大迫で決勝ゴール

[ 2018年6月19日 22:55 ]

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

後半、CKからゴールを決めた大迫(中央)を祝福する長友(左)と長谷部(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第6日は19日、1次リーグが行われ、FIFAランク61位の日本代表はH組初戦で同16位の強豪コロンビア代表と対戦。2―1で勝利を収めた。

 前半6分にMF香川真司(29=ドルトムント)がPKを決めて先制。前半39分に追いつかれたが、後半28分、3分前に途中出場したMF本田圭佑(32=パチューカ)の左CKに1トップのFW大迫勇也(28=ケルン)が頭を合わせて決勝ゴールを決めた。

 6大会連続6度目出場の日本は過去の出場5大会において、1次リーグ初戦で勝ち点を挙げた場合は100%決勝トーナメント進出を決めており、2010年南アフリカ大会以来2大会ぶり3度目の16強入りへ大きく前進した。日本は日本時間24日24時キックオフの第2戦はセネガル(FIFAランク27位)と対戦する。

 本田の途中投入で流れが変わった。本田は1―1で迎えた後半25分、先制PKの香川に代わって途中出場。3分後の後半28分、左CKのキッカーを務めて大迫の決勝ゴールをアシストした。大迫は自身2度目のW杯で待望の初ゴール。これが決勝点となった。

 W杯2カ月前に異例の監督交代に踏み切った日本代表にいきなり追い風が吹いた。4年前のW杯1次リーグで日本に4―1と圧勝し、1得点2アシストを記録したコロンビアのエース、MFハメス・ロドリゲスがスタメンを外れた1戦。前半開始早々の3分、日本に早くもチャンスが訪れた。

 1トップで先発したFW大迫が抜け出してGKオスピナとの1対1で左足シュート。これはGKにセーブされたが、こぼれ球に反応した香川のダイレクトシュートをC・サンチェスが手で止めた。主審はハンドの反則でPKを宣告し、得点機会阻止のC・サンチェスはレッドカードで一発退場。コロンビアの猛抗議は認められず、後半6分、香川が右足で冷静に先制PKを決めた。GKオスピナはキッカーから見て左に跳んだが、香川はほぼ正面に蹴りこんだ。

 試合開始早々に数的不利を強いられることになったコロンビアのぺケルマン監督は前半31分に早くも選手交代のカードを切り、Ju・クアドラードに代えてバリオスを投入。それからわずか6分後の前半37分だった。主将のMF長谷部がファルカオを倒してFKを献上。後半39分、この右サイドからのFKをキンテロにグラウンダーで決められ追いつかれた。ゴールの中でキャッチしたGK川島は入っていないと抗議したが認めれらなかった。

 数的優位にありながら1―1で前半を折り返した日本。後半14分には”宿敵”ハメス・ロドリゲスが投入された。一方、乾、吉田らの惜しいシュートも決めきれない日本は後半25分、香川に代えて”持っている男”本田をピッチへ。本田は26分には早くも得意の左足でミドルシュートを放つなど、存在感を放つ。そして、運命の時間は直後にやって来た。後半28分、本田の左CKを中央の大迫が頭で決めた。歓喜に沸く日本ベンチ。後半40分には大迫に代えてケガで出場が危ぶまれた岡崎も投入。岡崎の献身的な守備もあり、1点差で逃げ切った。

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