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MF原口元気 1タッチで仕留める“必殺仕事人”

[ 2018年6月7日 11:00 ]

侍 俺の武器

ワンタッチでゴールを狙う原口
Photo By スポニチ

 原口には得意とするゴールの「型」がある。ハリルジャパン発足以降、シュート10本以上放った選手において1タッチシュートの成功率36・4%はNo・1だ。特に長いスプリントを経てゴール前に進入するシーンが目立つ。豊富な運動量と、嗅覚に優れた“必殺仕事人”だ。

 16年のW杯最終予選では日本人初の4戦連発を達成。うちタイ、イラク、サウジアラビア戦で決めた3点が1タッチだった。残るオーストラリア戦も2タッチ。しかも敵陣で自らパスカット。いったん、中盤に預け約50メートルを走った後、再び帰ってきたボールを相手ゴールに収めたものだ。

 3―4―2―1布陣が採用された先月30日のガーナ戦では右ウイングバックを任された。プレーエリアはDFラインでの守備から前線まで膨大だが、圧巻のスプリント力は生きるはず。「自分の良さは出たと思う」。ロシアでも原口がボールに触れば何かが起こる。

 ◆原口 元気(はらぐち・げんき)1991年(平3)5月9日生まれ、埼玉県熊谷市出身の27歳。浦和の下部組織を経て09年、日本人としてはクラブ史上最年少で浦和とトップ契約。14年5月、ドイツ1部ヘルタに移籍。今年1月から同2部デュッセルドルフ。国際Aマッチ31戦6点。1メートル77、68キロ。

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2018年6月7日のニュース