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なでしこ7発圧勝 川澄2年ぶり代表戦でピンポイントクロス連発

[ 2018年4月1日 15:22 ]

川澄奈穂美
Photo By スポニチ

 来年のワールドカップ(W杯)フランス大会予選を兼ねたアジア杯(6〜20日、ヨルダン)を控えるサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は1日、トランスコスモススタジアム長崎でガーナ代表と国際親善試合を行い、なでしこリーグ2年連続得点女王のFW田中美南(23=日テレ)が先制ゴールを決めるなどして7―1と圧勝。6日後に迫ったW杯予選初戦に弾みをつけた。2年ぶりに代表招集された最年長のFW川澄奈穂美(32=シアトル)は後半14分に途中出場している。

 日本は前半14分、岩渕のパスを受けた増矢がペナルティーエリア内へ斜めのパスを出し、これに抜け出した田中が左足でシュートを決めて先制。

 10分後の前半24分には中島が頭でクリアミスしたボールをアイヤムにヘディングシュートされ、これが右ポストに当たってハネ返ったボールをアイヤムに左足で押し込まれて1―1の同点とされた。

 FIFAランク11位の日本に対し、同46位と格下のガーナに追いつかれた日本は前半29分、田中のシュートをGKが弾いたこぼれ球をゴール前に詰めていた岩渕が左足で押し込んで勝ち越し。同43分には中島の右からの低いクロスに走りこんだ増矢も決めて前半を2点リードで折り返した。

 後半開始早々の3分には市瀬、隅田とつないだボールを中島が右足で豪快に決めて4―1。後半29分に高木が代表初ゴールを決めると、34分に菅沢、38分には鮫島も決め、大量7ゴールで圧勝した。

 2011年W杯ドイツ大会世界一メンバーで、リオデジャネイロ五輪出場を逃した16年3月の五輪アジア最終予選以来2年ぶりに代表復帰を果たしたFW川澄奈穂美(32=シアトル)は4―1で迎えた後半14分に中島との交代で途中出場。19分には鋭い右クロスで岩渕のヘディングシュートを引き出し(得点ならず)、38分にはピンポイントクロスで鮫島の7点目をアシストとさすがの存在感を見せつけた。

 なでしこジャパンはW杯予選を兼ねたアジア杯で7日にベトナム(FIFAランク35位)、10日に韓国(同16位)、13日にオーストラリア(同6位)と対戦。上位5カ国に入れば8大会連続8度目のW杯出場が決まる。

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2018年4月1日のニュース