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W杯でも武器になる FC東京・森重の頭、1年ぶりアピール弾

[ 2018年4月1日 05:30 ]

明治安田生命J1第5節   FC東京3-2G大阪 ( 2018年3月31日    味スタ )

前半、ゴールを決めるFC東京・森重(右)
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 W杯へ大きなアピールだ。1―0で迎えた前半12分の右サイドで得たFK。小川が左足で繰り出したボールに合わせたのが森重だ。後方からするすると動きだし、頭で会心の一撃。「練習でも(小川が)いつもいいボールを蹴ってくれていたので、キャンプ中から感触はあった。リーグ戦で点が取れていなかったのでホッとしている」。森重は昨年3月4日の大宮戦(味スタ)以来、約1年ぶりのゴールを振り返った。

 だが、手放しでは喜べなかった。日本代表のベルギー遠征から帰国してまだ2日、森重には期するものがあった。昨年3月以来、約1年ぶりに日本代表に招集されたが、2試合とも出場機会はなかった。昨年7月に左腓骨(ひこつ)筋腱脱臼全治4カ月で離脱。それ以前はザックジャパン、アギーレジャパン、ハリルジャパンと指揮官は代わっても、センターバックのポジションを確保していた。しかし、今遠征ではW杯へアピールの機会さえもらえなかった。これからはJリーグで実績を積むしかない。W杯への第1次選考となる23〜30人程度のW杯メンバー発表は5月17日。1試合も無駄にはできないのだ。

 「2点取ってから自分たちが緩くなったと感じた。僕だけでなくヒョンス(張賢秀)も(韓国代表に行って)疲れはあったが、センターバックが元気を出してやらないとチームに悪影響を及ぼす。2人でしっかりやろうと話した」。2点リードから一時、追いつかれたとあって、本職の守備での課題を挙げた。

 「開幕から悪くなかったが、結果がついてこなかった。やってきたことに間違いはないので、確信に変えられるようにしたい」とレベルアップを誓った。

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