×

マインツ武藤2発 W杯イヤー2戦3発でハリル監督にアピール

[ 2018年1月22日 05:30 ]

ブンデスリーガ・第19節   マインツ3―2シュツットガルト ( 2018年1月28日 )

 シュツットガルト戦の後半、ゴールを決めるマインツの武藤(右手前)=マインツ
Photo By 共同

 マインツのFW武藤嘉紀(25)が好調だ。20日のホームのシュツットガルト戦で0―1の前半ロスタイムと1―1の後半9分に2ゴールを決め、今季6得点とした。W杯イヤーの今年、シーズン後半戦は2試合3得点と快調な滑り出し。チームの7試合ぶり勝利にも貢献した。

 W杯へ、“GO砲”だ。武藤が快調な18年のスタートを切っている。シュツットガルト相手に2得点をマーク。13日のハノーバー戦から、今年のリーグ戦は2戦3発だ。「チームが悪い状況で、自分のゴールで勝てたことはホントにうれしく思いますし、ホッとしたという気持ちもある」。7試合ぶりの勝利が決まり、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 1点目は豪快に決まった。前半ロスタイム、ペナルティーエリア外約30メートル付近で後ろ向きにボールを受け1タッチでターンすると、振り向きざま強引に右足でシュート。GK正面だったがブレ球となり、ネットを揺らした。「素晴らしい形だったと思う」と2戦連続ゴールを自賛。吠えながら仲間に抱きついた。

 後半9分には左からのクロスを右足で合わせ、GKに阻まれたこぼれ球を自ら右足で押し込んだ。「ああいう泥くさいゴールというのは自分の持ち味。ああいうゴールがどんどん増えていけば得点も量産できる」。ビルト紙の採点はチーム単独最高の1(6段階)。今季初のベストイレブンにも選出された。

 勝負のW杯イヤーを力強く歩みだしている。15年10月31日のアウクスブルク戦のハットトリック以来となるリーグ戦の複数得点で好調をアピール。後半38分に交代するまでシュート6本を放った。6試合勝ちがなく沈んでいたチームの空気を右足の2発で一変させたストライカー。ハリルホジッチ日本代表監督にも、存在を印象づけたに違いない。

続きを表示

2018年1月22日のニュース