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憲剛“伝説になる日”は逆転初Vへの「通過点」、浦和戦へ闘志

[ 2017年11月29日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第33節   川崎F―浦和 ( 2017年11月29日    埼玉 )

大一番に向けた前日練習でボール回しをする中村(中央)ら川崎Fイレブン
Photo By スポニチ

 29日にJ1第33節未消化分の1試合が行われ、川崎Fは敵地で浦和と対戦する。川崎Fが引き分け以下に終われば、鹿島の連覇が決まるという大一番。この試合でクラブ最年長出場記録を更新するMF中村憲剛(37)は、勝って最終節での逆転初優勝へつなげ、記録達成に花を添える。

 舞台は整った。勝てば鹿島との勝ち点差が2に縮まり、最終節での逆転初Vに望みがつながる一戦。最終調整を終えた中村は「チームとして粘り強くなってきている」と手応えを口にし「みんなでここまでつないできた」と、静かに闘志を燃やした。

 また新たな勲章が加わる。10月14日の仙台戦で大卒史上2人目となるJ1通算400試合出場を達成したばかり。浦和戦ではさらに、05年にDFアウグストが記録した37歳28日のクラブ最年長出場記録を1日更新し、文字通り川崎Fの“レジェンド”となる。それでも「それも通過点だと思う」と話し、全神経を29日の浦和戦に集中させた。

 この日はブラジル・シャペコエンセの飛行機墜落事故からちょうど1年。犠牲者の中には15年に所属したMFアルトゥールマイアさんも含まれており、クラブは半旗を掲げ喪に服した。「タイトルを獲って良い報告をしたい」と小林。まずは浦和に勝って奇跡の逆転Vへつなげる。

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2017年11月29日のニュース