ハリル監督、凱旋試合「感無量」10日、仏リールでブラジル戦

リール市内で会見を開いたハリルホジッチ監督
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　日本代表のハリルホジッチ監督が３日、親善試合ブラジル戦（１０日）の開催地リールで会見を開いた。９８〜０２年に率いたリールの本拠地で、現在も自宅を構える地元での凱旋試合で、前売り券の販売数は既に１万８０００枚を突破。フランスメディアら約５０人が出席する中、指揮官は「日本を率いてこの地に戻ってこられたことを誇りに思う。感無量です」と感慨深げだった。

　会見ではリールを指揮した０１年９月の欧州ＣＬマンチェスターＵ戦を回想。ベッカムらを擁する格上に敵地で０―１で惜敗し、周囲から「ブラボー！」と称賛されたが、「負けたのに何がブラボーだ」と怒りがこみ上げたという。当時の気持ちを日本代表にも重ね「強いメンタルがなければＷ杯では勝てない。試合前から負けを考えるのは大嫌い。ブラジル戦も良い試合を見せたい」と力を込めた。